~Aiba episode~

嫌な予感はしてたんだ

ニノが出て行って、あの寂しがり屋が1人家に帰るとは思えなくて…

楽屋に勢いよく入ったら、ニノはやっぱり昨日俺の家に来た時と同じ服を着てた

それは嫌な予感の的中を示していて、頭の中がグラグラ煮立つみたいに怒りが湧いた

きっと…リーダーと居たんだ

楽屋の定位置でいつものように気持ち良さそうに眠るリーダーを視界に捉えてそれは確信に変わる

ニノの腕を引いて楽屋を出た

何をしようとか、何を言おうとか頭の中が整理し切れないまま2人きりになる場所を選んだ

ニノが悪いんだよ!!

まだ告白する覚悟が出来てないのに!俺の気持ちを知らないでキスなんて悪ふざけしたりして!あんなに呼び止めたのに、俺の家飛び出して…リーダーと宜しくしてたのかよ!

ニノが悪いんだからね!!

酷く奪い取るみたいにしたかった

いつもの仕事の切り売りのキスじゃない

俺の舌をさしこんで…それから、それから!!!

なのに、目が合ったニノはきっと凄く怯えていて。

こんな風にして良いわけないって最後の理性がギリギリで働いた

触れた唇は愛しくて 一度だけ…一度だけって

離れがたくて角度を変えてソッと何度も口づけた。

捨て台詞みたいにしてやっぱりニノが悪いって。だから俺…こんな事しちゃって。

でも独占欲に近い気持ちが本番収録と同時に終わる事はなかったんだ

昨日と同じ服に着替えようとするニノが嫌で衣装のまま引っ張り出した。

自分の車で2人きりになって確認したかったのかな。

何となく分かってたのに、リーダーとの事を探り出した。

ニノの口から本当の本当は聞きたくないくせに。

一緒に居たの?リーダーの家で一体どんな顔を見せてたの?

その関係って…俺が踏み込めない所まで来てるモノなの?

聞きたい事は沢山あったけど、どこに泊まったのか確認したら、後は全部分かったような気がしたんだよ…

リーダーとデキてんの?

無神経だったのは百も承知だよ。

でも図星なんじゃん

ニノ、すっげぇ怒り出して

果ては関係ないって言われちゃうんだから…

もう、目の前が真っ暗で

車から降りてくニノの姿さえまともに見れなかった

 俺    こんな好きになってたんだなって

何年も隣に居たのに、ずっと側に居たのに。

ニノのフワフワの髪をポンポンってするのも

ちっさい手をぎゅって握り返してあげるのも、笑い転げてもたれ掛かってくるお前を支えるのも…全部譲れないのに。

ハンドルにポタポタ涙が落ちた

俺は泣き虫で、いつもお前が背中に手を置いてくれてたのを映画のワンシーンみたいに繰り返し思い出していた。

著者

ninon

オリジナルの小説を書いていきます。 嵐さんの大ファンです。 黄色を愛でる幸せに生きています。 二宮和也Addiction... どうぞよろしくお願いいたします。 尚、このブログ作品はフィクションであり、実在する人物、団体等とは一切関係ございません。

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