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先生は暫く泣き止めないままだった。

許せなかった。

先生を本気にさせたソイツも、おかしくさせた周りも…

だから、ゆっくり首に腕を回して、優しく引き寄せる事しか出来なかった。

先生は震えながら、俺に……

キスをして

呟いた。

『おまえが…好きだよ…』

あぁ…神様

俺は…

何を無くしても…

何を手にしても…

この人じゃないなら…

何も……必要ない。

応える口内は甘く満たされて…

心音が重なる程の抱擁を受けて…

下半身が疼き…

俺は彼の熱に手を伸ばす。

固くなったあなたを手中で扱き上げていたら、油断するなとばかりに俺の熱を掴まれる。

いつのまにか脱ぎ去った衣服がソファーから床にドレープがかかったように流れてる。

「はぁっ……ンッ!せっ…んせっ…あぁっ!ンッ!イッちゃうっ…ダメっ…はぁっ!」

『二宮っ…好きだ…』

先生の手が早くなる。身体を弓なりに逸らして、足を踏ん張って…それでも…逃せない快楽への欲望。

「待っ…って!ダメっ!!」

パタパタっと腹に向かって飛び散った白濁。

腹の真ん中から脇腹へ向かって流れようとする。

先生は、俺が握る先生の熱から手を解かせると、腹の脇を流れようとする白濁を舌先に掬った。

ピチャピチャと水音がする。

「んっ!ぁっ…はぁ…先生っ…」

『寝室…あっちなんだ』

「………うん…」

広いベッド…

黒いシーツ

キスをしながら…絡まるように沈んで、浮き上がって、また沈む…

「んぅっ……先っ…生…好きっ」

『二宮…好きだよ…ごめん…好きになって…ごめん…』

愛しい身体が裸になって重なってくる。

膝裏にかかった手が俺の足を開きながら高く担ぎ…いつの間にか用意されたローションのボトルがシーツを転がり腰に当たる。

何をされるのか、何をするのかは分かっている。

信じられないくらい息が荒く乱れ、先生の身体にキツくしがみ付くように触れていた。

長く…綺麗なあの指が…

俺の中に入ってくる。

ローションがグチュッと何度も音を立てて…

スローモーションみたいにゆっくり深く入ってくる。

「くぅっ…ぁ…」

『苦しいか?…まだ…一本だから…もう少し…我慢して…』

「っ…はぁっ…気持ち…悪…い…」

『もう少し…我慢して』

先生が2本目に随分と躊躇していたんだけど、俺の呼吸が落ち着き始めた瞬間を狙って…それはアッサリ挿し込まれた。

「ふぅっ…ぁっぁあっ!」

中をなぞる指が…確実にゴリゴリと前立腺を刺激し始める。

感じた事のない快感が昇り詰めて、正直怖くなった。

「先生っ!ヤダッ!ぁっんっ!いやっ!」

『嫌じゃないよ…ほら…中…痙攣してる…初めてなのに…後ろでイクなんて…』

身体が震えて、先生の指を締め付けるのが分かった。

立ち上がった熱から、タラタラと汁が滴る。

『挿れるぞ…』

ゆっくり膝裏を持ち上げられて、先生を見上げる。

『不安そうな顔だ…』

「先生…好きって言って…」

先生は俺を見ながら泣きそうな顔をして

『好きだよ…』

そう呟き、ゆっくり身体を沈めた。

何故、泣きそうな顔をしたのか…

俺には分からない。

何故、好きになってごめんと囁くのか…

俺には分からない。

分かりすぎて

分からない。

俺に…まだ、あの生徒を重ねてる。

俺が…先生を裏切ると思ってる。

まるで悪い夢の続きを作り上げてるこの行為に意味が無いなんて思いながら、惨めな自分を嘆いてる。

先生が静かに身体を揺らし始めた。

息が詰まるような突き上げと、ゾワゾワと感じる快感の波を上手く織り混ぜながら、俺は喘ぎ始める。

止まらない声を耳元で上げながら、痙攣する身体で先生を誘う。

気持ち良くて、頭が真っ白になる。

ユラユラ揺れながら、先生にしがみついて、絶頂が見える。

中を抉り、貫き、俺を満たす先生の熱い熱が、一際張り詰めた。

「っ…きつっ…い…はぁっんっ!!ダメッイクッ!!」

俺は目をキツく閉じ、シーツを握り引き寄せた。

先生の動きが荒くなって、息が詰まる。

「ぁっ!ンッ…くぅっ…はぁ…はぁっ…あっぁっ!ぁあっ!」

『くっ…っっ!!」

先生の汗ばんだ身体が俺の胸と重なり、倒れ込んでくる。

俺が自分で腹に吐き出した白濁と二人の肌が重なる。

中に溢れ返る白濁が注がれ、俺は先生の首に腕を回し………笑った。

「ふふ…ふ…ハハ…」

先生が手を突いて俺を見下ろす。

『何が…おかしい?』

相葉先生が困惑した表情をするもんだから、俺はソッと両手で頰を挟んで目を合わせた。

「先生は…俺のモノだよ…俺以外に触れたりしたら…」

スルッと頰から首に両手を滑らせた。

「許さない」

ギュッと首を締める。

『にっ!…っっの…みっ…』

グンと肘を伸ばす。

『ゔぅっ!』

そのまま、先生の首にかけた手に目一杯力を込めた。

顎がグンと上向き、口がパクパクと水から出された魚のようだった。

次第に口角からヨダレが滴る。

俺の中に入ったままだった先生の熱がズルリと白濁を纏って抜け出た。

俺は上半身を上げ起き上がり、唾液を垂らす先生の開いた口に舌を挿し込む。

首から…ゆっくり手を離す。

先生の脱力した身体がもたれかかってくる。

唇を離すと、先生の頭は俺の肩口に倒れ込んだ。

ギュッと気絶した身体を抱きしめて

「好きなんだ…相葉先生…俺……俺ね…」

先生の身体をベッドに横たえると、ピッタリと寄り添った。

首にくっきり付いた絞め跡を指先で撫でながら…

鼻歌を歌う。

今…流行ってる…悲しい…失恋の歌。

「俺ね…殺したいくらい…あなたが好きだよ」

気付いてしまった。

あなたが、俺以外を見る事が許せない事…

あなたが、俺以外の事を…

思う事さえ

許せない事…

著者

ninon

オリジナルの小説を書いていきます。 嵐さんの大ファンです。 黄色を愛でる幸せに生きています。 二宮和也Addiction... どうぞよろしくお願いいたします。 尚、このブログ作品はフィクションであり、実在する人物、団体等とは一切関係ございません。

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