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jun

翔さんの頭が、どんどんと下りていく。

鎖骨辺りに圧を感じ、キスマークが身体に残るのを感じる。

「ちょっ…翔さんっ…お、俺…」

いつもと違う流れに身体が強張っていた。

緊張とも違う…違和感。

俺はいつもする側で、こんな風に優しく撫でられる事なんてない。

爪を立てられ、肩に噛みつかれる事はあっても…逆をするのは考えた事もない。

「…無理にしたくない。…今ならやめれるよ…」

翔さんは俺の頰を撫でた。

覆い被さった体勢で俺を見下ろす翔さんは、おあずけを食らった子犬のように見える。

見つめ合い、俺はゴクっと喉を鳴らした。

「や、やめなくて…いい。続けて」

悲しそうに揺れていた瞳が柔らかに色を付けた。

「好きだよ」

“好きだよ”と何度も囁かれる。

俺が今一番欲しい言葉なのを、この頭の良い男は知っている。

「好きだ」

重くのしかかる人肌が心地よく感じる。

今一人になるのは無理だ。

今、一人になったら、俺は…

壊れたように…

泣いてしまう。

膝裏に手が掛かり押し広げるように持ち上げられ、あまりの驚きと、次に来る動きが予測出来て背中がシーツから浮き上がる。

グチュッと卑猥な音を立てて、まだ味わった事のない感覚が体を襲う。

「ぁっ…くぅっ…」

「キツいか?…息、吐いて」

「るっせぇっ…っはぁ…わかっ…てる!!」

出来るだけ力を抜く様に息を吐くのに、身体は緩まない。

「潤…目、開けろ」

言葉をかけられ、ハッとなり目を開いた。

そこには熱く潤んだ目で俺を見下ろす翔さんが居る。

後ろを解す指がスッと増えた。

「んっ!っはぁ…翔っさんっ」

逞しい腕にしがみついてしまう。

いつの間にか…爪を 立てていた

後ろから指が抜けて、圧迫感が消えたと思ったのも束の間…

翔さんの熱がソコを擦って、グッと先端が押し込まれる。

「っっつ!!っはぁっ!」

ホテルの天井を、こんなに目を見開いて凝視しているのなんて…たった今この瞬間…

きっと俺くらいなものに違いない。

「潤っ!力っ!抜いてっ」

「ッンな事っ!…翔さんのがっ!デカ過ぎっんだろっ!バカっ!!」

翔さんが固まったように静かになるもんだから、ぎゅっと閉じていた目を開いた。

目の前の翔さんはニヤリと笑うと俺の足を折りたたみ、ズンと奥まで盛りを突き立てた。

「ぁああっ!っっ!」

「煽ってる自覚もないなんて…よくこんな細い腰で男を抱いてたもんだ。」

「るっせぇ!!るっせぇよっ!!」

悪態を吐くと、翔さんは容赦なく中を突き上げてくる。

「ぐぅっ!…あっ!よせっ!ぁっ!」

「あんまり口が悪いとっ…可愛くないっぞっ!」

淫らな喘ぎ声を抑えたくて、目の前の肩に唇を寄せた。

キツく肩に噛み付く

「イイねぇ~…痺れるくらい痕、残せよ」

そう耳元で囁いた翔さんは痛みに耐えるように歯を食いしばり俺を抱いた。

グチュグチュと激しく鳴るいやらしい音に苦しいだけだった筈の身体がビクビクと痙攣し始めた。

「ぁっ!…やめっ!待っ…ぁあっ!ダメっだっ!ソコッ!」

「潤の良いとこ…はぁっ…悲鳴あげるまでっ…擦ってやるよ」

「やめっ!…よせっ!…ヤダっ!ヤダっ!翔っ!!」

何かが出る感覚に俺は焦っていた。

良い場所を突かれすぎたせいだ…攻めるように迫り来る快感に、止められず潮を噴いていた。

腹に水溜まりが出来てピチャピチャ音を立てる。

まるでお漏らしでもしている様に止まらない。足がガクガク痙攣して、自分でも分かっていた。

中イキしまくってる…。

「潤…気持ちいい?」

何度もキスされて、頭の中は真っ白だった。

真っ白になるほど、身体の相性が良いことくらい簡単に理解出来た。

「潤…大好きだ。」

「っ…くそっくそっ!」

「…おまえは…俺のモノだ。」

「ぅっ…ぁあっ!…っはぁっ!」

翔さんの腰が俺に打ちつけられるたび、ゾワゾワと快楽が駆け回る。

足の指先までが繊細な感覚を持って、しなる。

欲望のままに汚れあった。

翔さんの胸は広くて…俺は彼の心臓の音が激しくなる度、自分が昂ぶる事に気付いていた。

何も考えられない。

揺らされていた身体は、いつしか自分から彼に跨り、浅はかにもだらしない性の奴隷みたいに自ら腰を振っていた。

何も考えられなくなる。

こんなにも…簡単に。

何も

考えられない。

投稿者

ninon

オリジナルの小説を書いていきます。 嵐さんの大ファンです。 黄色を愛でる幸せに生きています。 二宮和也Addiction... どうぞよろしくお願いいたします。 尚、このブログ作品はフィクションであり、実在する人物、団体等とは一切関係ございません。

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