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嘘だ…

相葉くん…何…してんの?

「猿グツワ忘れんなよ、そいつイク時、唇噛み切っちまうからさ」

亀の言葉にも、相葉くんのさっきの言葉にも同意のもとだけど、許し合っている何かは感じない。

上田の羽がブワッと開き、光を放つ。

相葉くんと唇を重ねて、栄養を蓄えてるのが分かった。

その映像は俺の心を抉る。

椅子に腰掛ける相葉くんのモノに舌を這わせているのは中丸。

中丸もまた同じように羽を開き、光を放っていた。

真夜中…明け方程近いこの時間、キミは顔を歪めながら

何してるの?

ガタンッ!!

格子に掛けていた手があまりの情景を目にして脱力したせいで音を鳴らしてしまう。

ハッと顔を上げると、格子の隙間から目が合った。

相葉くんは黒い瞳を目一杯見開く。

俺は青ざめて一歩、また一歩と後退し、愛で満たされたフワフワの柔らかな羽根を撒き散らしながら

逃げだした。

著者

ninon

オリジナルの小説を書いていきます。 嵐さんの大ファンです。 黄色を愛でる幸せに生きています。 二宮和也Addiction... どうぞよろしくお願いいたします。 尚、このブログ作品はフィクションであり、実在する人物、団体等とは一切関係ございません。

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