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二宮さんが、ハァッと熱い吐息を吐くたび、

俺から見上げる朝を迎える空が白く染まる。

二宮さんの白い肌が、まるで死んでるように冷たいのに、口に含んだ熱は、逆を行くように熱く昂り、ドクドクと血管を張って盛っていた。

「ぁ…いばさんっ…飲んっ…でっ…ぜんっぶ…ぁ…あっ…イクッ」

二宮さんはぶるっと身体を揺らし、開いた足を突っ張りながら俺の口の中で果てた。

ダランと身体から力が抜けるのを慌てて抱え、部屋に連れて入る。

寝室に入り、一緒にベッドへ潜ると冷えた身体をシーツに包みながら抱きしめた。

『あんな事してたら凍死しますよ…』

「んふふ…しなかったじゃん…相葉さん…あったかいね…」

『二宮さんは…氷みたいだよ………ねぇ、割れた…食器…どうしました?』

胸元に顔を埋めるように抱いていた二宮さんから返事がない。

そっと覗き込むとスヤスヤ寝息をたてて寝落ちていた。

『食器…どうしたかって…聞いてるんですけどねぇ…』

俺は柔らかな二宮さんの髪を撫でながら目を細めた。

仕事の疲労や、櫻井さんからの頼まれごとへの責任、二宮さんに会えた安堵…全部が身体を蝕んで、泥のような睡魔に飲まれた。

出来る事なら、あなたと穏やかな恋がしたい。

子猫を抱えて、無邪気に笑ったあなたや、俺に命令じゃなく、可愛くおねだりをするような…

時間がゆっくり流れる

そんな淡い

恋がしたい。

投稿者

ninon

オリジナルの小説を書いていきます。 嵐さんの大ファンです。 黄色を愛でる幸せに生きています。 二宮和也Addiction... どうぞよろしくお願いいたします。 尚、このブログ作品はフィクションであり、実在する人物、団体等とは一切関係ございません。

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