まさかの発言に目を見開く。

俺が?

相葉さんを嫌ってみえるなんて!

あんまりに突拍子も無い相葉さんの発言に大きな溜息がでた。

「なんでそんな事になるんですか…」

『ニノはさ、どう思ってか分からないけど…

けどさ!俺、今までも何回かあったんだよ。ニノが俺を避けてるんじゃないかって…思った事…』

相葉さんは俯いたまま俺を見ずに呟いた。

そりゃ、勘違いじゃない。

俺の想いと裏腹に相葉さんは幼馴染として俺を可愛がってくれる。俺から近づいて距離を詰める分には心の準備は出来てるけど、相葉さんから訪れる突然の接触に俺は何度も動揺して、今日みたいな不自然な流れになった事は確かにあった。

だけど、その後必死になって取り繕っただろ?

今日みたく、酔っぱらっちゃったね、帰ろうかって。自然に見えるように、理由も行動も出来るだけ(いつも通り)を演じてたよ。

「相葉さん…そんなの気のせいだよ。俺…」

スッと息を吸って出来るだけ最高の笑顔で俺はまた上手に嘘をついた。

「俺、相葉さんの事大好きに決まってるじゃない。俺たち嵐だよ」

相葉さんはしばらく俯いたままだったんだけど、泣き出しそうな顔を上げて何故か悲しそうにクシャっと笑った。

俺たち嵐じゃん。仲良しが売りでもあるじゃん。たまにBL好きなファンの為にそういうフリも切り売りして…

それを理由に相葉さんに触れる俺は本当に汚い。

相葉さんがどうして悲しそうに笑ったのか、俺には分からなかった。

ただ、その後は2人とも大して酔ってないクセに大根役者みたいに酔ったフリして、お互い別々のタクシーで帰った。

なんだかいつもの相葉さんじゃないみたいだった。

俺の言葉、信じられなかった?

大好きだよって…

嵐なんだからってちゃんとカモフラージュ出来てたはず…

相葉さん、俺を嫌わないでよ。

俺、精一杯嵐でいるから。

あなたの側で少しでも長く居たいから…

ねぇ、どうしてあんな顔で笑ったんだよ…

著者

ninon

オリジナルの小説を書いていきます。 嵐さんの大ファンです。 黄色を愛でる幸せに生きています。 二宮和也Addiction... どうぞよろしくお願いいたします。 尚、このブログ作品はフィクションであり、実在する人物、団体等とは一切関係ございません。

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