静かに呼び出し音が鳴り響く

出ないなら出ないでいいんだけど…

明らかに心の中は繋がらなくていいんじゃないかって影を落として…

やっぱ出ないや

正直ホッとしてた

着信を残してしまったから相葉さんからきっと連絡があるだろう

その時は…

また嘘であなたを丸めこまなくちゃね…

廊下の向こうに見慣れた猫背の人影

あ、大野さんだ

「リーダー!」

俺の呼ぶ声にフニャリと色黒の優しい顔が綻んだ。

『ニノ、仕事?』

「うん、潤くんとね、雑誌」

『あぁ、だからか。松潤が、ここ待ち合わせでスタジオ移動するって言うからさ』

「コンサートの?振り付けとぉ~、あとは構成の打ち合わせ?」

『まぁな、今日はそこまで詰めねぇだろうけどな』

無造作に被ったキャップから覗く柔らかな表情

俺はいつもみたいに大野さんの肩に猫パンチみたいにしてじゃれついた

額を大野さんの肩に押し付けて盛大に溜息を落とす

大野さんはクスクス笑って

『まぁた、相葉ちゃんかよ』

何だよ  あんた何で分かんのよ

俺は返事の代わりにポカポカ大野さんの胸を叩いた。

そこへ楽屋から出てきたJが言う。

『あんたら何やってんの』

「ンフフ  リーダーがねぇ、ジュース奢ってくんないの」

俺は相葉さんの事にこれ以上触れられたくなくて笑いながら楽屋に入った。

リーダーと潤くんはこの後ダンススタジオと事務所でコンサートのミーティングらしいから、俺は挨拶して荷物片手に楽屋を出る。

リーダーが後ろから、俺のケツをぐいっと掴んだ

『ニノ、ジュース今度な』

「フフフ絶対ね!」

パタン

楽屋を出た足取りは空笑いのせいか酷く重かった

著者

ninon

オリジナルの小説を書いていきます。 嵐さんの大ファンです。 黄色を愛でる幸せに生きています。 二宮和也Addiction... どうぞよろしくお願いいたします。 尚、このブログ作品はフィクションであり、実在する人物、団体等とは一切関係ございません。

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