それからはたわいもない話の羅列で俺は話の内容なんてこれっぽっちも覚えてなかった。

隣で笑う相葉さんの顔を精一杯注意を払いながら盗み見る

あぁ、好きだなぁって思うだけ。

クシャクシャの笑顔

語尾が優しい言葉

体温の高い纏う空気

すぐ俺の頭をポンポンする癖

手を出すと恋人繋ぎしてくるあざとさ

理性を総動員してないとその頬に手を出して

唇に触れたくなる

願わくば、その長い腕で抱きしめられたい

なんて事、毎日考えてるんだから…

タチが悪い

『ニノ?どうした?お腹でも痛い?』

「え?あ?うそ!!あー何でもない!大丈夫大丈夫!」

相葉さんに言われて初めて自分が泣いてる事に気付いた

うろたえ過ぎて言葉がどもる

あぁもう!!何やってんだ俺!!

相葉さんに心配かけまいとやって来たくせに、飲み過ぎて好き過ぎて泣いてんじゃないよ!!

頬の涙をゴシゴシ袖口で拭いてごめんねって相葉さんを見る

『ニノ…なんかあるなら俺に言ってね。俺、ニノの事…大事だよ?俺、馬鹿だから、頼れないのかも知れないけど、ニノが泣くくらい辛い事あるなら、助けたいもん。』

あぁ、失敗だ

頭の中で、小さな結び目で縛ってあった糸がスルスルと解けた気がした

もう一度だけ

もう一度だけ俺を大事だって

その唇で言ってよ

俺、酔っ払ってるんだからな

伸ばした手は止められなかった

両手で相葉さんの頬にソッと触れて

俺は相葉さんにキスをした

著者

ninon

オリジナルの小説を書いていきます。 嵐さんの大ファンです。 黄色を愛でる幸せに生きています。 二宮和也Addiction... どうぞよろしくお願いいたします。 尚、このブログ作品はフィクションであり、実在する人物、団体等とは一切関係ございません。

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