「次のコーナーはボンバーストライカー!!」

観覧席から歓声を頂きカメラが切り替わる

雛壇で隣に座る大野さんがコッソリ囁く

『大丈夫か?』

「…仕事だからね」

俺はリーダーが昔言った(目の前のことを一生懸命出来ない奴が何を出来るんだ)ってのを仕事のベースにしてる。

とりあえずはこれは俺の仕事

任せられた責任ある番組

しっかりやりきらなきゃね 

何度か相葉さんと会話しなきゃいけない空気になっちゃって若干の動揺はあったけど、向こうもさすがプロだよね

さっきあんな事があったなんて匂わせない

あんな事…

ぼんやりしてたら翔ちゃんが肩を揺する

『ニノ?体調悪い?』

「あ、いや!大丈夫!ごめん!」

『そう?』 

「うん」

ボーリングのピンは流れ  俺はタイミングを逃し一本も倒せなかった

お疲れ様~

おつかれぇ~

ザワザワと終了が告げられハケて行く。

嵐も一様に楽屋へ引き上げる

そこへ翔ちゃんが容赦なく突っ込んできた

『ニノ今日疲れてない?ボンバーストライカー得意なのに』

「あ~ごめん、寝不足かな!翔ちゃん今日あれ調子良かったよねぇ~」

俺がすかさず話をすり替えるとJと大野さんが目を合わせ肩を竦めあってた。

なんだその外人みたいなリアクションは…

相葉さんは無言で帰り支度をしてる

このまま今日はとにかく別れて帰れそうだ

少しだけホッと胸を撫で下ろしかけた時、目の前が暗くなって、足元に…相葉さんの足。

椅子に座って俯いてた俺は恐る恐る顔をあげた。

そこには無愛想極まりない不貞腐れた顔をした相葉さんが俺を見下ろしていた。

『ニノ、帰ろ』

「え?!あ、いや俺まだ片付いてないし、ほら着替えも」

『帰るよ!』

そうは言ってもマジで衣装のままだ

「着替えないと」

『翔ちゃん!』

相葉さんが衣装から私服の迷彩Tシャツに着替えてる最中の翔ちゃんを呼ぶ

『どした?』

『ニノ今日の衣装買い取りね!マネージャーに請求回しといて!』

翔ちゃんはまん丸な目をキョトンとさせてわかったって頷いた。

相葉さんは俺の手首を掴んで収録前と同じようにズンズン歩いて行く

この後に及んで俺ときたら今着てる衣装の値段が少しばかり気になった

TV局の駐車場に向かっているのが分かった。

チラリと見えた相葉さんの愛車

今日車で来てたんだ

てことはマジで今から2人きりの空間だ

途端に冷や汗が背中を伝うのが分かった

相葉さん、なんかすっごい怒ってるし俺が悪いって言ってたし…

思いが巡る最中、相葉さんが助手席のドアを開けて顎でクイッとそこへ乗るよう促した

著者

ninon

オリジナルの小説を書いていきます。 嵐さんの大ファンです。 黄色を愛でる幸せに生きています。 二宮和也Addiction... どうぞよろしくお願いいたします。 尚、このブログ作品はフィクションであり、実在する人物、団体等とは一切関係ございません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です