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Green side

カチャンと門扉を開け閉めして玄関を出ると、ちょうどカズくんも家から出て来たところだった。

同じ制服に身を包み通学出来る毎日が幸せに思う。

『おはよう、カズくん』

「お、おはよう」

ニッコリ微笑む俺の顔を見て、少し耳を赤くしながら視線を逸らすカズくん。

『どうしたの?顔、赤いよ?熱でも』

「ないよっ!まーくん、うるさいっ!」

おでこに触れようとする手を払われる。

『心配してるんだろぉ~』

プッと膨れた怒り顔まで可愛く見える俺は多分重症なんだろう。

「それよりさ、今日CD買いに行きたいんだ。帰り一緒に行かない?」

膨れていたかと思えば、ニッコリ笑って天使になるカズくん。

『うん、いいよ。』

「じゃあ放課後、まーくんの教室に行くね」

『うん、じゃあ待ってる。カズくん…』

俺はカズくんの制服を引っ張る。

「何?」

『ちょっとだけ。こっち来て』

人通りのない小道にカズくんを引き入れる。

『目、瞑って』

「まーくん、遅刻しちゃうよ」

『うん。すぐだから。』

俺はそう言ってカズくんの唇にキスをした。

瞑っていた手をパチッと開いて真っ赤になるカズくん。

「まっ!まーくんっ!」

『だって、カズくん、朝から可愛いんだもん。手も繋げないんだよ?たまには許して』

本当はもっとエッチなキスがしたいのに、太陽の光が射し込んで邪魔をするもんだから、グッと我慢した。

カズくんは赤くなった顔で俺を見上げるとモジモジしながら呟いた。

「手…繋げないんだから…名前くらい…呼び捨てにすれば…」

俺は聞き間違いかと、カズくんを覗き込んだ。

『カ、カズくん?』

また制服のネクタイをグンと引っ張られると

「呼ばないならもう、呼ばせてあげないっ!」

とスネ初めてしまった。勿論慌てて、カズくんの肩を掴む。

『ヤダッ!ダメッ!呼ぶっ!呼びますっ!』

カズくんは何故か得意げにフンと鼻を鳴らすと、腰に手を当てて 

「まーくんしか呼び捨てなんてさせないんだからね!」

と言って見せた。

ツンデレのツン発動中だってのに、どうしてこの子はこんなに可愛いんだか…。

俺は額にキスをして

『カズ…ありがとう。すっげぇ嬉しいっ!』と微笑んで見せた。

著者

ninon

オリジナルの小説を書いていきます。 嵐さんの大ファンです。 黄色を愛でる幸せに生きています。 二宮和也Addiction... どうぞよろしくお願いいたします。 尚、このブログ作品はフィクションであり、実在する人物、団体等とは一切関係ございません。

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