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Green side

次…体育だから…っつっても…

あんな風にかっさらう事ないじゃん。

そのツンデレ…俺のなんだからな…。

俺は声を張り上げて宣言したい気持ちをグッと拳に閉じ込めた。

松本…潤…。

中学の頃、何度か合同行事で出会った事がある。

いつの間にかカズと仲良くなっていたっけ。

俺、あん時からあんまり得意じゃないんだよな…いっつも無表情だし、カズと距離近いし…なんといっても…めちゃくちゃイケメンなのが気に入らない。

彫りの深い彫刻みたいな顔で、睫毛なんてバサバサ音がしそうだ…。

それに比べて俺は…身長くらいしか勝てる気がしないんだもん…。

ハイスペック過ぎるんだよ…確か勉強もスポーツも出来るって…女子が騒いでたもんなぁ。

俺は肩を落としながら教室に戻った。

教室は休み時間を騒がしく過ごすクラスメイトで盛り上がっていた。

俺も気を取り直してその中に入る。

昨日観たSNSの話、流行りの音楽、恋バナ。

ゲラゲラ笑って、キミちゃんやなんかとK-POPの振り付けを真似てみたりする。

それを女子が騒いで携帯で撮ってたり、楽しい学生生活だと思う。

うまく前に進まないのは

…自分の恋愛…。

放課後がやって来て、鞄の中に教科書や筆箱をしまう。

そうだ…朝、カズが迎えに来るって言ってたな。

俺は自分の机の上に置いた鞄に突っ伏してカズを待つ事にした。

少しずつ日が長くなって、部活動する生徒の声がグラウンドから響いてくる。

何となく目を閉じたらウトウトしてしまって…。

あぁ、やべぇ…寝ちゃう…かも…

著者

ninon

オリジナルの小説を書いていきます。 嵐さんの大ファンです。 黄色を愛でる幸せに生きています。 二宮和也Addiction... どうぞよろしくお願いいたします。 尚、このブログ作品はフィクションであり、実在する人物、団体等とは一切関係ございません。

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