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yellow side

『カズ…やっとイチャイチャできるね』

ニッコリ笑うまーくんは俺の隣に座ると顔を近づけてくる。

俺は身構えて身体を硬くしてしまう。

ギュッと閉じた目。

肩を握られて、急に体勢がフワリと倒れる感覚にパチッと目を見開いた。

気づいたらまーくんが俺に覆い被さる体勢で押し倒されている事に気づく。

「まっまーくんっ?」

『カズ…好きだよ』

フワッとサラサラのまーくんの前髪が迫ってきたかと思うと、その顔面は俺の首筋に消えた。

「ぁっ!ちょっ…ンッ…」

首筋に熱い舌が絡みついてきたかと思ったら、一点の皮膚にギュッと吸い付かれた。

重みが軽くなると、まーくんは顔の横に手を突いて俺を見て呟いた。

『キスマーク…つけちゃった…すげぇ…エッロ…』

指先で自分が付けたキスマークを撫でて満足そうな雄の顔をしている。

俺はドキドキと高鳴る胸にまた唾を飲み込んだ。

それから…少し立ち上がった熱を感じて顔を逸らしてしまう。

『カズ…怒った?』

「…怒ってない…」

ギシッとまたベッドが軋む俺がする。まーくんの身体がまた俺に密着して、今度は唇をしっかり塞がれた。

「ぅ…んぅっ……ンッ」

クチュッと鳴る唾液が絡む音に隙間から声が漏れて俺は思わず膝を立てた。

それをまーくんに掴まれてグゥッと押し倒されてしまう。

片方だけ外へ倒された膝。

力が入らない。

「まっ…まーくん…」

『カズ…』

まーくんは俺のネクタイをグイッと緩め引き抜いた。

「ぁっ!」

『可愛い…俺、もう…』

ゴリッと下半身を俺の盛り上がった熱に押しつけてくるまーくん。

それから、小さく微笑んで

『カズも…おっきくなってる』

と頬にキスしてきた。

俺は身体中の血が沸騰してしまうんじゃないかと、まーくんの胸元をグンと強く押した。

『カズ?』

「まっ!待って!俺っ!俺っ!」

まーくんが動揺する俺を見下ろしながら苦笑いした。

『……うん…ビックリしたよね…ごめん。』

悪くなんかないのに、いつもすぐ謝ってくるまーくん。そのせいか、余計にしどろもどろになる俺。

「ちがっ!あのっ…ご、ごめん…」

まーくんは本当に悲しそうな顔で微笑みながら首を左右に振った。

『謝んないでよ…余計に…キツい』

ギシッと音を立てて俺の身体から離れようとする。

俺は慌ててまーくんの首に縋りついた。

『カッカズ?』

「はっ離れないでっ…ギュッて…して欲しい。」

首に回した腕がプルプルと震えた。

“キツい”なんて初めて言われた…

嫌われたかもしれない。

今にも泣きそうだった。

そうしたら、まーくんの身体がフワッと重なって、俺の頭を抱きしめた。

『カズ…俺の事…好き?』

まーくんの不安を孕んだ声音に、俺は必死に答えた。

「好きに決まってんだろっ!何でそんな事っ!」

頭を抱きしめていた手がスルリと体に回り、ギュッと腰を引き寄せられる。

『何でって…不安だから…俺、カズが大好きだから…嫌われたくない。嫌われる様な事…出来ないよ』

まーくんの優しい言葉が嬉しい。

こういうところなんだよなぁ…

自分の事だけ、考えられない。

知らない人は弱いとか、情けないなんて言うんだけど…それは違う。

まーくんは、いつだって俺が一番なように考えてくれる。

それって…誰よりも強いんだよなぁ。

俺はまーくんの身体を引き寄せ、二人ベッドに横向けに向かい合う。

「まーくん…俺ね、まーくんだけ好きだよ…だからそんな事、言わないでよ」

ソッと手を伸ばして…恐る恐るまーくんの硬くなった熱に…触れてみた。

俺だって…

俺だって欲情してないわけじゃないんだ!

著者

ninon

オリジナルの小説を書いていきます。 嵐さんの大ファンです。 黄色を愛でる幸せに生きています。 二宮和也Addiction... どうぞよろしくお願いいたします。 尚、このブログ作品はフィクションであり、実在する人物、団体等とは一切関係ございません。

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