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yellow side

単純なまーくんにあんな事言っちゃったんだ。

きっと、今日あたり!!

また何かしてくるかも知れない!

何か!そう!それは…それはっ!…キッ!キスより先の事だっ!!!!

って…朝からずっと息巻いてた俺の一日を返して欲しい。   

放課後の帰り道。

「なんでヨコがいるわけ?」

ムスッと低い声でまーくんに問いかける。

俺は校門を出ても横並びで歩き続ける三人に違和感を感じていた。

真ん中を歩くまーくんが引き攣りながら笑う。

『なんでってぇ…今日はね、きみちゃんをうちに招待したんだよ。ね、きみちゃん』

そう話すまーくんの向こう側からヒョコッと顔を出して俺を見下ろすようにヨコが言った。

「そうやで。今日は俺がお呼ばれしたんや。チビ宮には関係あらへんやろ」

最後にあっかんべ~と下瞼を人差し指で引きながら舌を出してくる。

俺の中のまーくんに対するエッチな期待がゴォゴォと音を立てて苛立ちに変わる。

『きみちゃん、そうやって突っかからないの!二人とも頼むから仲良くしてよぉ』

困り果てたまーくんの顔を見ても苛々は収まらなかった。

通学路には何人もの生徒が下校中だ。

その中に一際目立つ後ろからでも分かるイケメンオーラを見つける。

「潤くーんっ!」

名前を呼んだ主はゆっくり振り返る。

相変わらずの無表情な顔。でも、ピクリと眉だけが動いた。

「ニノ…」

俺は立ち止まった潤くんに駆け寄る。

「一緒に帰ろ…ていうか、今日さ!うち来ない?」

チラッとまーくんを見ると不安いっぱいの表情をしてる。

「でもニノ、今日は相葉と帰るって言ってなかった?」

「いっ、良いんだよ!まーくんも用事があるみたいだしっ!行こっ!」

潤くんの腕を掴んで大股で歩いた。

家は隣だから後ろから歩いてくる二人の足音が気になって仕方なかった。

結局、玄関でまーくんが俺を呼ぶ。

『カズッ…バイバイ』

寂しそうな声に門扉を掴む手に力が入った。

「じゃあねっ!入って潤くん」

「ぁ…あぁ」

潤くんはまーくんを気にするようにぎこちなく返事をして玄関に入った。

著者

ninon

オリジナルの小説を書いていきます。 嵐さんの大ファンです。 黄色を愛でる幸せに生きています。 二宮和也Addiction... どうぞよろしくお願いいたします。 尚、このブログ作品はフィクションであり、実在する人物、団体等とは一切関係ございません。

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