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Green side

Noぉぉおお~~ッッ!!!

翔ちゃんのバカァー!!!

俺は前方のキスを見てすぐにキミちゃんに視線を動かした。

き、キミちゃん…どんな顔してるかな…

マズイよな…これは…

「なぁ…」

『ぅ…うん?ど、どーかした?キミちゃん』

「いや、どーもこーもないがな。」

淡々と、いや、こりゃ放心してんのかな?

キミちゃんがピッと真っ直ぐ前方の二人を指さす。

「ヨっ!ヨコッ!お前、目悪かったよな?!」

「いや、俺、頭はあんまりようないけど、目ぇはええねん!今年の身体検査ん時2.0あったもん」

『あ、そうなんだ!キミちゃん目良いんだぁ~知らなかったぁ~』

ダメだっ!すっげぇ棒読みで不自然極まりない!!

どうやって誤魔化そう!

「お前ら凄い慌てるやん…何?知ってた?」

前方を指さしたまま首だけでこっちを向くキミちゃんに、ゴクッと唾を飲み込んでしまう。

そうしたら、カズが低い声で呟いた。

「…っててよ…黙ってて…頼むよ」

『カズっ』

俺は俯くカズの背中に手を添える。

『キミちゃん…俺からもお願い…あの二人の事…』

頭を下げてお願いしようとした瞬間だった。

「アホらし!何でおまえらにそんなんお願いされなあかんねん!」

キミちゃんは頭の後ろで手を組んで

そう言った。

著者

ninon

オリジナルの小説を書いていきます。 嵐さんの大ファンです。 黄色を愛でる幸せに生きています。 二宮和也Addiction... どうぞよろしくお願いいたします。 尚、このブログ作品はフィクションであり、実在する人物、団体等とは一切関係ございません。

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