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『カズッ!ダメだよっ!』

「だって…」

『だってじゃなくてっ!ねっ!ストップ!ストップ!』

カズは身体を離して首を傾げる。

「何で?キス…嫌だった?」

『ちっ!違うよ!嫌なわけっ!』

「じゃあ何で…」

『なっ何でってそのっ!」

俺は膝を引き寄せ足をギュッと閉じた。

「ぁ…まーくんもしかして…勃った?」

ツンツンと脇腹を突かれる。

『ぅわああっ!もうっ!カズっ!』

俺が慌てると、カズは隣りにちょこんと座った。

それから、急に俺の引き寄せた足の間に顔を埋めた。

『カッカズっっ!!』

浴衣をたくしあげられ、前を開かれる。

しっかり元気になった熱が下着を突き上げていた。

カズはゴムに指をかけると、グイと中身を引き摺り出す。

『ちょっ!』

「シッ…静かにしないと、本当に人来ちゃうよ」

どっ!どっ!

どーしてこうなったぁーっっ!!

人差し指でシーッ!とポーズしたカズは小さな口で下着から出した俺の盛りをパクッと口に含んだ。

『んっ!!…くっ…』

我慢出来ず声が漏れる。

カズのフワフワの黒髪に指が埋まって、俺はギュッと目を閉じて天を仰いだ。

グチュゥ…ズズッ…チュ…クチュ…

わ、ワザと音立ててないか?!

いや!静かだから?

いやいや!エロ過ぎて力入んないっ!

『ハァ…ぅ…カ、カズ…ンッ…も、やめょ…』

ジュルっと音をさせて口から熱を出したカズが俺を見上げて呟いた。

「何で?まーくん、気持ち良くない?」

『逆だよっ!逆っ!もう、出そうだから…っんぅっ!ハァッ!』

カズは俺の言葉を聞くなり、裏筋にベロリと舌を這わせた。

ガチガチになった自身がビクビクと快感を欲しがる。

『カズッ!聞いてる?!イキそうだからっ!』

カズはチュッと先っぽに唇を当てて俺にニヤリと微笑んだ。

絵面がヤバい…

もう、しばらくオカズコレで抜きまくれそうな光景に俺は息が上がるのを整えようとした。

その時だ。

「飲んであげるから…出していいよ」

『は…ハァッ?!何言って、ぅっ!!くぅっ…マジッ!無理無理っ!そんなっ!出るっっ!!!』

「ぅぐっ…ンッ…っはぁ…」

チュルッと熱を口から離したカズの喉仏がゴクンと揺れた。

『カズッ!だっ!大丈夫?!あ、ちょっ!ちょっと待ってて!お茶買ってくるっ!!』

「大丈夫だよぉ」

『俺が大丈夫じゃないっ!!待ってて!』

砂浜に足を取られながら走った。

腕で顔を隠すように人混みに紛れる。

エロいっ!

何でだよっ!

何であんなっ!

はぁぁ~っっ!

カズがエロいと心配過ぎる…。

いやっ…嬉しいんだよ?嬉しい。だけど…

俺じゃない人にも目が行ったりしないか…興味が出たりしないか…凄く不安になる。

昨日の夜の事を思い出していた。

夢中になったのはお互い同じ事…。

あんな風に乱れる姿を俺は絶対誰にも譲れない。

ギュッと噛み締めた唇。

自販機で水を買って、出てきたペットボトルをキツく握った。

著者

ninon

オリジナルの小説を書いていきます。 嵐さんの大ファンです。 黄色を愛でる幸せに生きています。 二宮和也Addiction... どうぞよろしくお願いいたします。 尚、このブログ作品はフィクションであり、実在する人物、団体等とは一切関係ございません。

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