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yellow side

朝、目が覚めたら見事に雑魚寝状態だった。

酒が入ってるわけでもないのによくもあそこまで盛り上がり朝方まで騒いだもんだ。

ヨコの足が腹の上に乗っているのを押しのける。

「んだよっ!おっもいなぁっ!」

ドサッと音がして視線をやるとまーくんが見事にソファーから落ちたところだった。

「大丈夫?!」

俺の声に頭をさすりながら起き上がり苦笑いするまーくん。

『いてて…大丈夫、大丈夫…あぁ…あのまま寝ちゃったんだ』

リビングの雑魚寝を見渡し大きな欠伸をするまーくん。

「うん、そうみたいだね」

腹を出してまだぐうぐうと眠るヨコ、もう一つのソファーではガッチリ潤くんを腕の中に抱きしめて眠る翔ちゃんがいた。

「あれさ、花江さんと華ちゃんが来たら何て言い訳すんだろね」

翔ちゃんと潤くんを指さして呟く。

まーくんは苦笑いしながらも呟いた。

『大丈夫。そうなったら何とかして誤魔化すよ。絶対この二人は守る。』

「まーくん…」

『カズも…そうするでしょ?』

まーくんが首をコテンと倒して微笑む顔がイケメン過ぎて俯いた。

「…そうだね…うん、きっとそう」

まーくんがニッコリ笑って両手を広げた。

俺は四つん這いでまーくんに近づく。

スリッと鼻先を擦り寄せてチュッとキスをした。

それから、ギュッと抱きしめてもらい、まーくんの肩に頬を預けた。

「終わっちゃうね。」

『うん…このまま…帰りたくないね』

「ふふ…同感」

『でも…帰っても寂しくないよ…』

胡座をかいたまーくんの腕の中にいた俺は顔を上げた。

『寂しくないよ』

視線を合わせたまーくんがいつもの優しい顔で笑う。

俺は一瞬ウルッとしてしまい、キュッと唇を結んだ。

ツンと鼻の奥が痛んで、でもジンと嬉しくて、俺は最高の笑顔が作れたと思う。

「よしっ!!じゃ!起こしますか?」

まーくんはいたずらっ子みたいにニヤリと笑い

『起こしますか~!!』

と俺の額にキスをしてから仁王立ちで三人を眺めた。

著者

ninon

オリジナルの小説を書いていきます。 嵐さんの大ファンです。 黄色を愛でる幸せに生きています。 二宮和也Addiction... どうぞよろしくお願いいたします。 尚、このブログ作品はフィクションであり、実在する人物、団体等とは一切関係ございません。

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