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日曜日

朝10時

いつもより少し遅い起床。

理由は朝方まで寝付けなかったせい。

ピアノ

五線譜

想い

まーくんに会える日曜日。

寒さのせいか、喉が閉まっていた。

来てくれるって言ってた。

出演時間は七時。

その時間には…来てくれないかも知れない。

来てくれたら、まーくんは客席から俺を見てどう思うんだろう。

まーくんの匂いがしないソファーに膝を抱えて寝転んだ。

横向きに見えるついたままのテレビ。

関係のない雑音が、緊張をほぐすと思ったのに大間違い。

神経がピリピリする。

どうしても…取り戻したい。

取り戻したいんだ。

そうやって、陽が沈むまで、ソファーとピアノの椅子を行ったり来たりした。

何回も何回も愛を歌って、愛を歌って…

自分の愚かさに気づいて、胸が痛い。

このまま捨てられるのが当然の結末じゃあるんだけど、俺はそれに抗うんだ。

楽譜を鞄に押し込んで、バイト先のライブハウスを目指した。

今日は出演者側で仕事じゃないくせに、始まる前からビックリするくらい疲れていた。

寝不足に緊張、それに加えて朝から一人リハーサルのやり過ぎは否めない。

外は雨だ。

雨が止んだら…また寒くなるんだよね。

まーくん…

俺の歌

俺のピアノ

俺の気持ち

受け取ってくれるかな…

雨が止んだら…

君は

俺になんて言うんだろう。

著者

ninon

オリジナルの小説を書いていきます。 嵐さんの大ファンです。 黄色を愛でる幸せに生きています。 二宮和也Addiction... どうぞよろしくお願いいたします。 尚、このブログ作品はフィクションであり、実在する人物、団体等とは一切関係ございません。

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