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「よぉ~、ニノ」

「はぁ?お前誰だよ」

ポカっ!と頭にゲンコツが降ってくる。

「いってっ!」

『ボス!すみません。ご無礼お許しくださいませ。まだ説明が…』

「かまわねぇよ。相葉ちゃん、俺から話す」

「おいおい…何の茶番だよ。俺は天国か地獄に」

『それは行けないと説明しました』

相葉くんの言葉にぐっと言葉に詰まる。

「俺は大野智。俺たち嵐ってチームのリーダー。つまりボスだ。」

「…あら…し?」

『そうです。ボスと俺、後、先輩に翔くんと松潤が居ます』

可愛らしく首をコテンと倒して微笑みかけてくる相葉くん。

まさに天使の笑顔ってヤツに当てられて、引き攣りながらもハァ…と声が漏れる。

「まぁ、気楽に行こうや。俺らの仕事は魂の回収と門扉までの送迎だ。」

「魂の回収と送迎?」

「まぁ、聞きは良いが、仕事的には借金取りに近い。皆、魂を惜しむからな。あんたもそうだったように、ゴネるんだよ~、人間って奴は」

俺はさっきまでの相葉くんとの絡みを思い出して唇を噛んだ。

ギュッと拳を握って顔を上げる。

「そっ!そりゃっ!ゴネるよっ!急に仮装した天使が現れて、ホイホイ着いてくる奴の気が知れないね!」

ボコんっ!

また頭を叩かれて痛みにうずくまる。

「ってぇーなぁ~もうっ!人の頭モグラ叩きかなんかだとおもってんのかよ!」

隣の相葉くんは俺を無視して片膝を突き胸の前に手を引き寄せると、頭を下げながら

『大変申し訳ございません!よく言って聞かせます。ボス!』

何なんだよ、この忠誠心の塊みたいな奴!

「忠誠心の塊なのさ、相葉ちゃんは一番若いからな。素直で、正直で、強い。見習って損はないぜ?」

「え!?何でっ!今っ」

「心の声さ」

色黒の小柄な男、大野智はニヤリと笑い、背中で畳んでいた羽を大きく広げた。

それは正直…

恐ろしく

美しく

息を飲む翼の大きさで

片翼は黒、もう片翼は白の

不思議な組み合わせをしていた。

著者

ninon

オリジナルの小説を書いていきます。 嵐さんの大ファンです。 黄色を愛でる幸せに生きています。 二宮和也Addiction... どうぞよろしくお願いいたします。 尚、このブログ作品はフィクションであり、実在する人物、団体等とは一切関係ございません。

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